おやすみいい夢を

2015年09月12日 00:19
寂しがりのわたしのベッドは
たくさんのぬいぐるみで
あふれている
 
あの子のベッド
毎晩 違う男の子がやってくる
 
あなたの手が
届かない地で
わたしの肉体は
少女から乖離していく
 
 
そこにいる人は
どうしてわたしじゃないんだろう
向かい合っているあなたは
どうしてわたしじゃないんだろう
他人の声も 手も足も
何もかも 自分のような気がするよ
amazonに売られている本でさえ
あれもこれも自分が書いた気がするよ
選挙に立候補できそうな気になるよ
ベランダに出れば 空だって飛べる気がするよ
 
 
寂しがりのわたしのベッドは
たくさんのぬいぐるみで
あふれているけれど
どれもこれも
かわいがることができないの
 
あの子みたいに
新しいものを探しては
ベッドの上で 迷子