butterfly

2014年04月27日 21:46

わたしの名前を
わざと間違って呼んで
ふざけて笑うひと
許さない、って
膨れた顔は
あなたが一番好きなわたし


「きみは蝶々みたいにきれいだよ」
「あぁそう」


ねぇ
わたしが本当に蝶々なら
あなたのコレクションに
してくれないかな


あなたの
神経質な指先で
わたしの胸を貫いて
はりつけにしたら
一番のお気に入りになるの
毎日眺めて
樹液すするみたいに熱く
プラスチック越しに
毎晩おやすみのキス


「きみはふくれ面が一番かわいい」
あまのじゃくなこたえに
ピンを手渡して云った


「あなたのすきなわたしで 

写真のように時間を

止めてしまって」